“エシカルファッション“と“サスティナブルファッション”の違いとは?
“エシカルファッション”とか“サスティナブルファッション”という言葉をよく耳にするけど、「一体何が違うの?」と疑問を持ったことはないでしょうか。
実は、広い意味ではほぼ同じです。
そのブランドが本当に“エシカル”や“サスティナブル”な過程で商品を生み出しているのならそれは価値あることで、そのブランドの愛用者であることはとても素晴らしいことです!
ですが、もっと深く掘り下げるとこの2つには微妙な違いがあります。
“エシカルファッション”とはエシカルな方法、つまり倫理的原則に沿った方法でアイテムを生産すること、そして楽しむことです。
その原則には、製造に携わる人々の権利を守ることだけではなく、動物や地球環境の保護も含まれています。
(エシカルファッションをもっと詳しく知りたい方はこちらもチェック!)
WHAT IS ETHICAL FASHION?
一方で、“サスティナブルファッション”は製造過程の環境への影響により焦点を当てる傾向があります。
サスティナブル=持続可能という観点から、ファッションアイテムの生産が地球に取り返しのつかないほどの負荷を与えることなく、次世代にも渡って継続できることを目指すものです。
このように微妙な違いはありますが、“エシカル”だけど“サスティナブル”じゃないだとか、“サスティナブル”だけど“エシカル”じゃないということはありえません。
もし環境に有害な方法でファッションを製造すると、製造過程で働く人やその服を着る人、さらには工場の近くに住んでいる人々に必ず問題が起こります。
“サスティナブル”な問題は、人間と地球環境のどちらに対しても“エシカル”な問題へと結びつくのです。
働く人々の権利を守りながら、有害物質や汚染物質で環境を破壊するなんてできないですよね。環境に負荷を与えることは、人々にも害が及ぶことになってしまうからです。
エシカルもしくはサスティナブルな方法でアイテムを製造している良いブランドを応援したいものですよね!
ですが、そのブランドが本当に“エシカル”または“サスティナブル”なのか、それとも両方なのかをしっかりと確認してください。
最近はグリーンウォッシュ(環境保護に熱心なように見せかけること)が横行しており、実際はどのように製造しているかに関係なく、美しいキャッチコピーでエシカルであるように見せかけている場合もあるので注意してくださいね。
私たちは何を買えばどこに繋がるのかをこのような5つのカテゴリーで示しています。
(5つのカテゴリーについてもっと知りたい方はこちらもチェック!)
Beginners Guide to Ethical Fashion
“エシカルファッション”の原則としてFor the People(労働者への尊重) や For the Animals(動物の生命への配慮)は一般的に理解されているものです。
アイテムを製造する人から着る人までが全て保護される必要があります。
もちろん、私たちがファッションを楽しむために動物が苦しむことはあってはいけません。
For the Ocean(海や海洋生物の保護)、For the Land(植物や土壌の負荷軽減)、For the AirCO2(排出量削減)もまた“エシカルファッション”の原則に沿ったものです。
私たち消費者がエシカルやサスティナブルな方法で製造しているアイテムを選ぶことが、より良い未来を作る第一歩となるのです!