そもそも、フェアトレードって何なの?

私たち消費者は、自分たちの選択が環境や社会に与える影響についてますます意識するようになり、購入するものをどのように選ぶかについて、もっと知る必要があります。

どの製品やブランドが良いのか悪いのかを判断する際に、自分の判断に頼るだけでなく、良い方法があります。

消費者が製品について情報を知った上で買うかどうかを決めるための第三者認証マークがあるのです。

その中でも有名なのはフェアトレードのマークです。よく知られている認証なので知っている方も多いかもしれません。

ですが、実は他にもたくさんあるのです。

今回は、フェアトレードとは一体何かということと、エシカルコネクションズが注目しているその他のエシカル認定とのそのマークを紹介します。

特に、ファッションアイテムの製造を保護するための認定に注目をしていきましょう。

私たち消費者が買物をする時に、これらのマークが付いているエシカルな製品を選ぶことでより良い未来を創造するための力となるのです。

FAIR TRADE(フェアトレード)

フェアトレードは、途上国の労働者が公正な賃金と良好な労働条件を受けられるようにするための認定制度です。

コーヒーや紅茶、コットン、衣料品など、さまざまな製品を対象にしています。

フェアトレード認証製品を購入することで、その資金が途上国の労働者の支援となり、サスティナブルでエシカルな活動に使われるのです。

この認定を受けるには、労働者に公正な賃金を支払い、安全な労働環境を提供し、生産工程が環境にとってサスティナブルであることなど一定の基準をクリアする必要があります。

さらに、フェアトレード認証製品の価格の一部は、ローカルコミュニティの環境プロジェクトを支援するための基金に充てられます。

エシカルコネクションズの取り扱いブランドの多くは、この認定または類似の認定を取得しています。

私たちはこの認証の対象ブランドに、5つのエシカルアイコンのうち1つであるFor the People(人のために)のアイコンをつけています。

PETA(ピタ)

PETAは、動物愛護団体です。動物製品を使用せずに作られた衣料品やアクセサリーへの認証制度です。

この認証はクルエルティフリーな服やアクセサリーを望むビーガンやベジタリアンの方にとってとても有意義です。

私たちはこの認証の対象ブランドには「For the Animals」(動物のために)のエシカルアイコンをつけています。

 

Cradle to Cradle(クレイドル・トゥー・クレイドル)

Cradle to Cradleは、サスティナブルで環境に優しい生産方法を促進することに焦点を当てた認定制度です。

この制度は、企業が完全にリサイクルまたは生分解できる製品を作ることを推奨しています。

また、廃棄物を減らし、生産に伴う環境負荷を最小限に抑えることを目的としています。

私たちはこの認証の対象ブランドには「For theOcean」(海のために)のエシカルアイコンをつけています。

GOTS(ゴッツ)

GOTS(Global Organic Textile Standard)は、環境に優しく、社会的責任を果たした方法で繊維製品が生産されていることを保証します。

 オーガニック繊維の栽培から加工、仕上げまで、すべての生産工程を対象としています。

私たちはこの認証の対象ブランドには「For the  Land」(大地のために)のエシカルアイコンをつけています。

OEKO-TEX(エコテックス)

OEKOは、繊維製品に有害物質が含まれていないことを保証します。

生産工程における化学物質や染料の使用を厳しく制限し、働く人々と消費者のどちらも有害物質にさらされることから守ることを目的としています。

Climate Partner(クライメイトパートナー)

Climate Partnerは、二酸化炭素排出量の削減に注目した認証制度です。

認証を受けた企業は、カーボンフットプリントを削減し、残った排出量をカーボンオフセットプロジェクトで相殺することを約束します。

私たちはこの認証の対象ブランドには「For the  Air」(空気のために)のエシカルアイコンをつけています。

Better Cotton Initiative(ベターコットン・イニシアティブ)

Better Cotton Initiative(BCI)は、世界の綿花生産をよりサスティナブルなものにすることを目的としています。

水の使用量や有害な化学物質を減らして綿花が生産されることを保証するものです。

また、綿花農家と労働者の権利も尊重されます。公正な賃金や安全な労働環境など、良い労働慣行を推進します。

BCI認証コットンを使用するブランドは、確かな素材を調達しているということを証明することができるのです。

Responsible Wool Standard(リスポシブル・ウール・スタンダード)

Responsible Wool Standard(RWS)は、動物福祉と環境基準を満たした農場からウールを調達することを保証することで、サスティナブルでエシカルなウール生産を促すものです。

また、サプライチェーン全体の透明性が高いことを保証します。

RWS認証を受けたウールを使用するブランドの製品は、動物福祉と環境に配慮して生産されているということです。

Fair Wear Foundation (フェア・ウェア・ファウンデーション)

Fair Wear FoundationFWF)は、ファッション業界の労働条件の改善に重点を置いています。

この制度は、ブランドやメーカーと協力して、公正な賃金、安全な労働条件、労働者の権利を促進します。

また、FWFは、ブランドが下請け業者やサプライヤーを含むサプライチェーン全体に対して責任を持つことを保証しています。

FWFの認証を受けた工場を使用するブランドは、エシカルな生産と労働慣行に注力していることを示すことができます。